【質問】 原潜「ウラジーミル・モノマーフ」について教えてください.

 【質問 kérdés】
 原潜「ウラジーミル・モノマーフ」について教えてください.
Kérem, mondja meg a nukleáris tengeralattjáró "Vladimir Monomakh"-ról.

 【回答 válasz】
 戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦K-551「ウラジーミル・モノマーフ Владимир Мономах」は「ボレイ」型戦略原潜の3番艦.

 海洋工学中央設計局「ルビーン」により設計.

 2006年3月19日,公開株式会社「生産合同セヴマシュ」において起工.

 2012年12月30日,進水.
 同艦の建造には,2010年に解体されたプロジェクト971原潜K-480「アク-バルス」の構造物が流用された.

 アレクサンドル・ナジェージン以下,太平洋艦隊所属兵員による乗組員団編成.

 2013年1月18日,「セヴマシュ」造船所の岸壁において係留試験開始.

 同年5月下旬,陸上から蒸気を送り,蒸気タービン機関の試験を実施.

 同年6月10日,ロシア正教会の神父による祈祷式.

 同年9月12日,最初の工場航海試験の為に出港.

 同年10月初頭,最初の航海試験完了.

 2014年6月11日,2回目の工場航行試験を行なう為,白海へ出航.

 同年7月5日,航海試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ帰還.
 試験中に艦載システムが点検され,原子力潜水艦の魚雷ロケット複合体への習熟が行なわれ,音響フィールドが点検された.

 同年7月16日,国家受領委員会の立会いの下で国家受領試験を行なう為,セヴェロドヴィンスクから出港.

 同年7月26日,国家受領航行試験完了.

 同年8月11日,追加の出航と監査.

 同年8月22日,セヴェロドヴィンスクへ帰還.

 同年8月末に静粛性のチェックの為,出航.

 同年9月8日,弾道ミサイル発射試験の為にセヴェロドヴィンスクを出港.
 同年9月10日,白海にて弾道ミサイル「ブラヴァー」発射に成功.
 翌9月11日,セヴェロドヴィンスクへ帰港.

 その後,再び出航し,「追加音響試験」(静粛性の最終チェック?)実施.

 同年11月25日,最終点検のために出航.

 2014年12月10日,受領-引渡証書への署名が行なわれ,「セヴマシュ」造船所からロシア海軍へ納入.

 同年12月19日,聖アンドレイ旗の初掲揚式典が開催され,正式にロシア海軍へ就役.
 式典には,ロシア連邦海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ,海洋工学中央設計局「ルビーン」設計主任セルゲイ・スハーノフ,公開株式会社「セヴマシュ」総取締役代行セルゲイ・マリチェフ,アルハンゲリスク州知事イーゴリ・オルロフが出席.
 新たな技術の開発と作成への大いなる貢献により,「セヴマシュ」社の従業員71名が表彰された.
 彼らの一部は,「海洋での功績」,勇気,名誉,友情の勲章を受け取った.

 太平洋艦隊第25潜水艦師団に所属.

 同年12月26日,セヴェロドヴィンスクを出航.
 その後,北方艦隊の原潜基地ガジエヴォに到着.

 その後,母港となる太平洋艦隊の原潜基地ヴィリュチンスク(ペトロパヴロフスク・カムチャツキー)へ回航.

 2015年11月14日,「ブラヴァー」2基をカムチャツカの射爆場へ発射.

▼ 2014年12月10日,受領-引渡証書へ署名.
 12月19日,セヴェロドヴィンスクにて「ウラジーミル・モノマーフ」への聖アンドレイ旗掲揚式典が開催.
 式典には
ロシア連邦海軍総司令官代理アレクサンドル・フェドテンコフ
海洋工学中央設計局「ルビーン」設計主任セルゲイ・スハーノフ
公開株式会社「セヴマシュ」総取締役代行セルゲイ・マリチェフ
アルハンゲリスク州知事イーゴリ・オルロフ
が出席.
 「新たな技術の開発と作成への大いなる貢献」により,「セヴマシュ」社の従業員71名が表彰され,彼らの一部は,「海洋での功績」,勇気,名誉,友情の勲章を受け取った.
 そして「モノマーフ」は書類上,太平洋艦隊の第25潜水艦師団へ編入された.

 2014年12月29日,北方艦隊主要基地ガジエヴォへ到着.
 ガジエヴォで同艦は,最近完成したボレイ型駐留の為に特別に設計された埠頭へ係留された.
 移動は,同艦に乗っていた北方艦隊潜水艦部隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ少将の指揮下で行なわれ,白海での試験中に「ウラジーミル・モノマーフ」は,振動音響特性,水中での低視認性,最新の水中音響測定器による巡洋艦の探知の難しさといった設計者が定めた仕様を確認した.


 以後もガジエヴォに「仮住まい」しながら慣熟訓練を実施.
 2015年に極東へ「アレクサンドル・ネフスキー」と「ウラジーミル・モノマーフ」を2隻同時に回航する事になっていたが,潜水艦の乗組員が艦隊の戦闘即応部隊の一員として受け入れられる為の錬成任務全てを間に合うように実行する事と,ミサイル兵装を受け取る事が出来ないが為に,「モノマーフ」の回航は延期となった.

 2015年8月29日,「ウラジーミル・モノマーフ」は10月~11月にブラヴァー発射を実施する」と,タスが報じる.

 2015年9月初め,セヴェロドヴィンスクへ回航.
 9月10日,セヴェロドヴィンスク出港.
 9月14日,セヴェロドヴィンスク帰港.

 10月末にもセヴェロドヴィンスクから短期間出航.

 2015年11月14日夜,白海エリアの指定海域にて,セカンドチーム指揮官,ヴィクトール・シドレンコ1等海佐指揮の下,水中位置からカムチャツカのクラ射爆場へ弾道ミサイル「ブラヴァー」2発を斉射.
(ファーストチーム指揮官はアレクサンドル・ナジェージン)
 この「ブラヴァー」発射は,2013年9月6日,「ボレイ」型2番艦「アレクサンドル・ネフスキー」が白海で弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験に失敗したことを受け,セルゲイ・ショイグ国防相は,更に5回の「ブラヴァー」発射の実施を命じたことによるもの.
 2014年11月28日までに発射を4回成功していたが,2015年の発射計画は二転三転.
 当初は太平洋から「アレクサンドル・ネフスキー」と「ウラジーミル・モノマーフ」が「ブラヴァー」を発射する予定だったが取り止めとなり,その後,「アレクサンドル・ネフスキー」がオホーツク海から,「ウラジーミル・モノマーフ」或いは「ユーリー・ドルゴルーキー」がバレンツ海から「ブラヴァー」を発射するという話が出たり,挙句の果てにはロシア海軍総司令官が「くじ引きする」などと言い出す始末だったが結局,「ウラジーミル・モノマーフ」が白海から2発同時に発射することになった.

 2016年2月27日,ロシア防衛産業企業体の情報筋はタス通信の取材に対し,今後10年間で,太平洋艦隊は4隻の「ボレイ」型戦略原子力潜水艦――「アレクサンドル・ネフスキー」と「ウラジーミル・モノマーフ」,そして,改善プロジェクト(ボレイ-A)により建造された更なる2隻の潜水艦――を保有する予定であると述べ,「ウラジーミル・モノマーフ」は2016年8月~9月にカムチャツカの原潜基地へ回航されるとした.

 2016年3月初頭から「モノマーフ」はバレンツ海で各種訓練.
「新たな戦略用途水中巡洋艦に応じた戦術の改善に関連する複合任務及び演習を実行した」
と広報サービスは述べている.
 乗組員は特に,様々な深度における機動と潜水艦のシステム及び複合体の点検に取り組んだという.
 3月16日,ガジエヴォへ帰投.
 3月19日のロシア潜水艦隊創設110周年を,ガジエヴォで迎えた.


 2016年6月1日[北方艦隊の日],北方艦隊司令官ニコライ・エフメロフ中将は,「ウラジーミル・モノマーフ」が戦闘勤務(戦略パトロール任務)へ就く為の準備の最終段階に在ると発表.

 2016年8月15日,太平洋艦隊の常時勤務場所へ向かうため,「ブラヴァー」を満載して出港.
 艦は北極海の氷の下,ノヴァヤゼムリヤ島,ノヴォシビルスク諸島,ウランゲリ島の北方を航行.
 ちなみに艦船航行規則によると,氷塊からの潜水艦の距離は少なくとも100mでなければならないとされているという.

 9月26日,カムチャツカの太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクへ到着.
 新世代原子力潜水艦の為にカムチャツカへ作成された最新の駐留インフラストラクチュアである桟橋へ停泊し,太平洋艦隊参謀長イーゴリ・オシポフ少将が同艦を出迎え.

 2017年の動向は不明.

 2019年4月16日,「アレクサンドル・ネフスキー」と「ウラジーミル・モノマーフ」は,対決方式の水中戦闘訓練を実施.
 双方が兵器及び水中音響手段を用いた潜水艦の攻撃及び反撃の演習を行った.
 太平洋艦隊の公式代理人ニコライ・ヴォスクレセンスキー2等海佐の発表によれば,モノマーフは仮想敵潜水艦の捜索及び追跡を行ない,「敵」潜水艦への演習用魚雷の射撃を実施し,応戦攻撃から逃れたという.
 通常,『決闘』演習は戦略原潜と攻撃原潜により行なわれますが,戦略原潜同士の「対決」は珍しい.

 2018年4月24日,カムチャツカの太平洋艦隊潜水艦部隊及びロシア北東軍グループの冬季演習期間を総括する双務演習の枠組みで,戦闘訓練射爆場にて,カムチャツカに駐留するプロジェクト1124M小型対潜艦2隻(MPK-82,MPK-107)への魚雷攻撃演習を実施.
 演習用魚雷兵器を用いて捜索-打撃艦グループを攻撃した.
 演習用魚雷は双方の対潜艦へ成功裏に命中.
 その後,一斉射撃後の操艦を行ない,対潜艦及び航空隊の行動海域から離脱した.

 2018年5月16日,艦が損傷を受けたという想定下で,艦内の各種ダメージコントロールの訓練を実施.
 「火災」の局限化と消火,「区画への注水」の実地行動を,より完全なものとすべく,仮想損傷区画の規定の気密化,個人保護手段の着用,防御境界の作成,中央監視所と非常用セクションの要員との組織的連携へ取り組んだ.

 2019年10月4日,「アレクサンドル・ネフスキー」と「ウラジーミル・モノマーフ」は,再び対決方式の水中戦闘訓練を実施している.▲

 【参考ページ Referencia Oldal】


2017.12.23
2019.11.4追記

  • 最終更新:2019-11-04 03:36:32

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